Osaka Bob FAMILY

Kim

撮影スポットとしても人気!
OSAKA旅行はマンホールに注目

日本のマンホール蓋は芸術品!

大阪人は元気でにぎやかなイメージ。ちょっとひどい言い方をすればうるさいし、やかましい。でも道に迷って地図片手に尋ねると、知らないオジサンがいっぱい集まってきて教えてくれる。いい人たちだ。
日本は細やかさや綺麗さをとっても気にする国のように感じるけど、それは大阪でも同じ。世界のOSAKAとして、街全体の活気でテンションも上がる。でも、ちょっと下も見てみてほしい!そこには、見事な絵が描かれたマンホールの蓋があるはず!
ここ数年、日本ではマンホール蓋が静かなブームになっているんだ。路上のマンホールを撮影して回る人が現れたり、マンホールの楽しさを伝えるマンホールサミットというイベントが開催されたり。そこでは全国各地のマンホール蓋の展示やグッズの販売にとどまらず、なんとマンホールの蓋でフランクフルトを焼いたりもしているんだ!さらにマンホールカードなるものまで誕生し、カードをコレクションするマンホーラーたちの過熱ぶりがテレビに取り上げられたこともあるらしい!
マンホールの蓋でフランクフルトを焼く
マンホールの蓋でフランクフルトを焼くなんて!

コレクターに大人気のマンホールカード
マンホールカードは全国の自治体で配布しているらしいよ

マンホールの蓋には円一杯に絵が描かれているのは滑り止めのためだけど、日本に古くから伝わる「余白の美」とはまったく逆の美的感覚だから、初めて見たときは驚いたなぁ。そうそう、大阪市役所で働く人に聞いたことがあるんだけど、「日本のマンホールが気に入った!どこで買えるんですか?」と海外から問い合わせがきたこともあるそうだ(もちろんマンホールの蓋は買えないよ💦)。

ステキなマンホールデザイン。大阪のオススメ3選

マンホール蓋のデザインは街ごとに違っている。どれもまちの特長や魅力が描かれているから、その地を訪れる度にステキなマンホールに出会えるんだ。
今日は大阪の数かるデザインの中でも、僕のお気に入りを3つ紹介しよう。
まず1つ目は日本の国家で大阪の春イベントに欠かせない“サクラ”と、天下統一を果たし下水道まで造った豊臣秀吉ゆかりの“大阪城”、水都として有名な大阪を象徴する“水の波”の3つで構成されている大阪市のマンホール。まさに大阪をギュッと詰め込んだデザインだね。何でも市民に公募して決めたデザインなんだって?
それにしても、春になると街中に桜が咲き誇り、路上には桜があしらわれたマンホールがある。大阪はなんてすばらしい場所なんだろう。

大阪城と桜、水でデザインされた大阪市のマンホール

2つ目は大阪市のお隣の東大阪市。さすがラグビーの聖地・花園がある街だね。
ラグビーのまち東大阪をアピールするこのデザインは、ラグビーの力強さ、連帯感、すがすがしさを表現しているらしい。広角レンズで撮影したような構図もカッコイイね。駅から花園ラグビー場への道中、このマンホールを見たらテンションがあがりそうだ!

東大阪市のマンホールはラグビーの聖地にふさわしいデザインだね!

そして3つ目は箕面市のデザイン。
ここは何と言っても「箕面大滝」と「紅葉」の2つを見事に描いている。ここは古くからの景勝地だから、このビジュアルを見ただけで「ああ、箕面のデザイン」って分かる人も多いんじゃないかな。伝統の自然美がとてもcoolにデザインされていて、大好きなマンホールデザインなんだ。

箕面市のマンホールデザインは箕面大滝と紅葉のコラボレーション

他にも聖徳太子ゆかりの太子町では「和を以て貴しとなす」という十七条憲法の1か条が記されているデザインだったり、高石市は羽衣伝説にちなんだ天女をモチーフにしたマンホール蓋が採用されている。マンホールを求めて旅行するにも楽しそうだね!

レアなマンホール蓋もあるって知ってた?

マンホール蓋にはレアバージョンもあるんだ。
例えば、さっき紹介した大阪のマンホール蓋は大阪市内に20万個もあるんだけど、そのなかで1つだけ配色の違うバージョンが存在しているんだって!(僕は何とか見つけることができたよ)

道頓堀があるミナミには大阪弁が記されたユニークなものも。何て書いてあるかというと……
「オッチャン」「コテコテ」「ほんまかいな」「好っきやねん」「なんでやねん」
「エエエエエ」「コラッ」「まいどおーきに」「どないしよ」「もうかりまっかー」
「ボチボチでんな」「ぎょうさん」「エーとこでっせ」「よっしゃー」「まかしとけー」
う~ん、僕が解読できたのはこれだけなんだけど、他には何て書いてあるのかな??

これもレアバージョンと言えるかもしれないのが、1990年に開催された「国際花と緑の博覧会」を記念して設置されたマンホール蓋。シンボルマークとマスコットキャラクターの花ずきんちゃんがデザインされていて、会場跡地に作られた鶴見緑地で今でも見ることができるんだ。
大阪では2025年に万博を開催予定だから、また新しいスペシャルなマンホール蓋が作られるかもしれないね。公募制だったら、ぜひ僕も応募してみたいね!
花博を記念して設置されたマンホール

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