[工場長が行く!Vol.2]大阪人でもクラクラするコッテコテの「いちびり庵」さん

みなさんこんにちは。
大阪マスク工場に勤務しております工場長です。

さて前回私が書かせていただきました記事をご覧いただいた方はご存知のように、工場勤務の私がキーボードに向かって必死にカタカタと記事を書いているのは、簡単に言いますと新種のパワハラです。
前回「天満天神MAIDO屋」さんの紹介ページ[工場長が行く!]大阪府民の為の大阪土産「天満天神MAIDO屋」さんを書かせていただいた後ですが、会社の方から「どうせなら紹介ページをもっと書いたら?暇なんでしょ?」などと簡単に言われ、全然暇では無いですし、持病の腰痛もひどいことになってきてるのですが、会社から言われればそこはサラリーマン根性むき出しでやるしかございません。
ですので、今後しばらくは大阪マスクの販売店紹介を中心に記事を書かせていただくことになりそうです。

[もくじ]

●来るだけでザ大阪を体験できるコテコテ空間

さて、書くとはいったもののどのようにすれば良いのか。
そこも投げっぱなしジャーマンかまされておりますので、悩んでしまいます。
ほんと簡単に言ってくれるわ。。。
で、前回MAIDO屋さんだったので同じお土産つながりでいこうかと思いまして、大阪では有名なお土産屋さん「なにわ名物 いちびり庵」さんに取材のお願いをしてお伺いさせていただきました。
大阪では有名なお土産屋さん「なにわ名物 いちびり庵」
こちらは「いちびり庵本店」さん
言わずと知れたコテコテの大阪土産物屋さんです。
コテコテの大阪土産がいっぱいのいちびり庵
ほらコッテコテ

いちびり庵で売っているたこ焼きキーホルダー
たこ焼きキーホルダーや

じゃりン子チエのキーホルダー
じゃりン子チエのキーホルダーとか

まさに絵に書いたようなコッテコテ!大阪人でもクラクラしてしまうお土産屋さんです。
観光客の方はここに来るだけでザ大阪を体験できる空間となってます。

●くいだおれ太郎愛がたっぷり!でも創業は1593年!

しかしこのいちびり庵さん、実はすっごく古い会社のようで
「創業天正年間」とのこと。
全くいつの時代話なのかは検討もつきませんが、たしかに歴史は感じる年号です。

天正(てんしょう)は、日本の元号の一つ。元亀の後、文禄の前。ユリウス暦1573年からグレゴリオ暦1593年[1](ユリウス暦1592年)。
この時代の天皇は正親町天皇、後陽成天皇。征夷大将軍は足利義昭。 (Wikipedia調べ)

とのことで安土桃山時代だそうです。

安土桃山時代からこんなにコテコテの大阪土産屋だったのかと言うとそんなことはありません。
安土桃山時代にじゃりン子チエは放映されてなかったですしね。
テレビもねぇ!ラジオもねぇ!車も存在していねぇ!って感じです。

そもそもは道頓堀に多く存在した芝居小屋に紙吹雪や帳面用の紙を卸売していたお店だそうです。

いや、すごい方向転換じゃないですか!
紙吹雪からコッテコテですよ?
まったく時代の流れというものは恐ろしいものです。
企業に歴史ありですよ。

少し掘り下げて聞いてみると
時代の流れで西洋文具が日本に入るようになり、今でいうファンシーショップのような店舗から「くいだおれ太郎」に行き着いたそうです。

掘り下げてもぶっ飛んだ展開です。
万年筆からくいだおれ太郎ですよ。石原さとみとカバくらい違います。
まさにロマンを感じる話です。

でも、その「くいだおれ太郎」がまさにこの店を変えるきっかけになる商品だったらしく、くいだおれ太郎のキーホルダーを試しに販売してみたらすごい反響があり、商品を徐々に増やしていくにつれ今の状態に変貌を遂げたとのこと。
くいだおれ太郎グッズがいっぱいのいちびり庵
その感謝を込めてなのか、くいだおれ太郎に棚一つ使い切ってるくらいくいだおれ太郎愛を感じます。
たくさんあるくいだおれ太郎商品の中でも
いちびり庵限定の「くいだおれ太郎プリン」
いちびり庵限定の「くいだおれ太郎プリン」
こちらの三角形の缶

なんと「いちびり庵」限定の「くいだおれ太郎プリン」だそうでオススメです。
まさに持ちつ持たれつの関係を感じてしまいます。

そんなコテコテの「いちびり庵」さんなのですが
「コテコテだけじゃない大阪!」をお客様に伝えたいとの想いで営業されています。
いや、これまでの写真じゃ1ミリも伝わらないと思いますが…
道頓堀の夜景をイメージした金平糖「ミナモネオン」
道頓堀の水面に映る夜景をイメージした金平糖「ミナモネオン」
こんな綺麗で素敵な商品から
SNS映え間違いなしの「いずみピクルス」
SNS映え間違いなしの素敵なピクルスやドレッシング「いずみピクルス」みたいに女子ウケ間違い無い商品まで色々ございます。
しかもこのピクルスですが、元々はワイヤーロープ製造の会社が「泉州の野菜を使って何かできないか?」との想いから始まった商品だそう。
まるで万年筆からくいだおれ太郎です。

●千日前店にも「おもろいもん」がいっぱい!

また、このミナミエリアにドミナント経営されており、ここ本店から少し離れた千日前のお店には
いちびり庵千日前店
和歌山県なのに三重県に飛び地になっていることで有名な北山村の特産品「じゃばら」をつかった商品が豊富。
もはや大阪土産ちゃうやん?とも思ったのですが、ご年配が多いエリアにはご年配のお客様が喜ぶような痒いところに手が届く店舗展開をしていおられます。
ちなみにこの「じゃばら」は鼻炎などでお悩みの方に人気の商品です。

その他にも
いちびり庵千日前店の商品
大阪の地ソースもこんなにたくさん。

なんでも、ここ「いちびり庵」さんのお客様はコロナ禍になる前から外国人のお客様3割、日本国内の観光客や地元のお客様7割といった客構成になっていたようで、それは外国から日本に来られたお客様に「日本の魅力」を発信してもらうのではなく全ての人に「大阪の魅力」を発信してもらいたい!
大阪土産を持ち帰って「大阪にはこんなにおもしろいもの!良いものがある!」とコミュニケーションのツールとして使ってほしい!
そのために「Ninjya(忍者)」や「Fujiyama(富士山)」や「Geisya(芸者)」のような商品は置いてないんです。と担当者の方は言われていました。

コッテコテだけでは無い大阪の魅力を感じてもらいたい!
そのような熱い想いで出来たいちびり庵さんが大真面目に開発したオリジナル商品がコチラ!
いちびり庵のオリジナル商品「たこ焼きようかん」
たこ焼きようかん

いや…その…コッテコテですやん…
「目指せ!完食!」って書いてますやん…罰ゲーム前提ですか??
しかも
いちびり庵のオリジナル商品「たこ焼きようかん」
レジ横ですやん…

とまぁ、どこまでも「いちびった」お店「いちびり庵」さん
本当にここで紹介しきれない数の商品ラインナップですので、大阪の人もそうでない方も一度は訪れるべき素敵なお店です。

ちなみに女子ウケするために「いずみピクルス」でも会社の女子たちに買って帰って「イヤン素敵♥」と言われてみようと思ったのですが、よく考えてみるとウチの女子達は普段から僕のことを石原さとみがカバを見るような目で見てくるので辞めておきました。

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マップ上の表記はMap Tilerの仕様に準拠します。実際の地名とマップ上の表記が違う場合があります。

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