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堺鉄砲鍛冶屋敷ミュージアム構想の予定地へ行ってみた

観光スポット「鉄砲鍛冶屋敷」がミュージアムになる

近くの路地にある案内看板
鉄砲の町・堺の「ものづくり」の歴史を体感してもらうため、堺市は2023年に、堺鉄砲鍛冶屋敷ミュージアムをオープンさせる構想を進めている。
予定地は、堺区北旅籠町の路地にある町家「井上関右衛門家住宅」。全国で唯一残る江戸時代前期の鉄砲鍛冶の住居兼作業場とされ、「鉄砲鍛冶屋敷」として、内部非公開ながら観光スポットになっていた。堺市が所有しており、2020年3月から建物の保存修理工事を進めている。
保存修理工事中の鉄砲鍛冶屋敷
▲保存修理工事中の鉄砲鍛冶屋敷(2021年9月現在)

ふるさと納税でクラウドファンディング

工事現場に張られている屋敷の間取り図
▲工事現場に張られている屋敷の間取り図

主屋、座敷棟、道具蔵、俵倉などが並び、「元禄二年堺大絵図」(1689年)にも記され、鍛冶場があった。2004年に市指定有形文化財となった後、2018年に歴史的風致形成建造物に指定されていた。阪堺電車の綾ノ町電停に近く、環濠都市・堺の北部エリアに位置する。
ミュージアムの全容が決まるのはまだこれからだが、堺市は「本物のものづくり空間」を体験できる魅力ある施設を目指す。ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」でガバメントクラウドファンディング(2021年9月13日から12月11日まで。目標額600万円)を実施するほか、屋敷に残る資料の研究を続ける関西大学と協力し、シンポジウムや講演会など応援プロジェクトも展開する。

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