箕面の新駅周辺はどんな場所？箕面船場阪大前駅と箕面萱野駅へ行ってみた！

楽々アクセス、箕面へGO！

大阪府の北部に位置する箕面。難読地名として紹介されることもありますが、「みのお」と読みます。大阪の中心部から、車では20分ほどの距離にありながら、公共の交通機関では乗り換えが必要だったりバスを乗り継がないといけなかったり…
少しアクセスに難があるエリアですが、自然豊かで温泉や観光スポットなどがあり大阪の奥座敷として親しまれています。
そんな箕面へ、この春大阪市内から一直線でアクセスできるようになりました。
構想から56年かけて実現した、北大阪急行の延伸です。
北大阪急行といえば、大阪メトロ御堂筋線から北へとのびる路線で、江坂駅から千里中央駅を結んでいました。その終点だった千里中央駅からさらに北に駅ができ、千里中央の北に位置する箕面エリアにも行きやすくなったのです。

クールでスタイリッシュな箕面船場阪大前駅

千里中央駅から１つ目の駅は「箕面船場阪大前」駅。千里中央からは地下で結ばれている地下駅。もともと、箕面船場駅と名付けられる予定でしたが、大阪大学が駅前となる場所に移転したため、箕面船場阪大前となりました。「船場」って、大阪市内にもある地名ですが、昭和30年代に大阪市中央区船場中央にある繊維卸商の問屋街が過密状態になり、箕面へ移転してきたことがまちの始まり。今でも繊維関連企業が健在です。
そんな繊維のまちをイメージした地下3階にある駅がこちら！

シンプルですが、細部にこだわりが見えます。
改札を出て右手に進むと、一気に地上まで進めるエスカレータがあり、
動線も分かりやすい！

この場所、ただの通路ではなく、チカノバと名付けられたスペースで、会議室やギャラリー、カフェを併設し、展示だけはなく各種イベントなども開催される予定だとか。
そして、地上に出ると箕面市立文化芸能劇場や大阪大学、箕面市立船場図書館があります。

それぞれが、デッキでつながっているので、行き来しやすいです。
そして、箕面市立船場図書館は、まちの図書館かと思いきや・・・

大阪大学が管理する船場図書館

大学図書館を兼ねた公立図書館なのです。
カフェが併設されていて、なんと本を持ち込むことも可能！

蔵書を手に取ってみると、「箕面市立船場図書館」「大阪大学付属図書館」などのラベルが貼られていました。２階は児童書や雑誌コーナーがあり、開放感があるのに対し、学術書がメインの４階は控えめの照明で落ち着いた雰囲気。

グループ学習室やCDやDVDを閲覧できるスペースなども充実しているので、読書や調べものに没頭することもできますね。
このエリアには、レトロなビルの雰囲気を生かしたカフェやおしゃれな雑貨店が多いので、お気に入りのショップを探す楽しみも♪

明るく開放的！自然と調和した箕面萱野駅

つい長居してしまいそうな船場図書館を後に、終点の箕面萱野駅へと向かいます。この「萱野」という地名は、鎌倉時代から戦国時代にかけて箕面に領地を持った豪族、萱野氏に由来。その一族、萱野重実（通称：三平）の屋敷跡は、萱野三平記念館として、箕面萱野駅近くに保存されています。

箕面船場阪大前駅を出発した列車は、間もなく地上へ。新御堂筋を見おろすように走り眺望抜群で、あっという間に箕面萱野駅に到着。北大阪急行では唯一の高架駅です。
箕面の自然に調和するように設計された駅は開放感があって、心地いい。

ホームから改札まで、フラットなので、移動が楽です。

改札横には、みのおキューズモールが増床してSTATION棟がオープンしました。
地元で人気のコロッケ店や大阪で人気のラーメン店にうどん店、カフェなど、粒ぞろいの顔ぶれ。別棟には関西最大級の無印良品もあります。
なんといっても、都心のショッピングモールと違うのは、芝生の広場があるだけでなく、自然を生かした設計となっていて、モールを移動するだけで川のせせらぎや緑を感じることができること。
ちょうど桜が見ごろを迎えていたので、お花見もできました！

箕面萱野駅前ロータリーからは、彩都方面や阪急箕面駅、願掛けで人気の「勝尾寺」行きのバスなどが発着しています。
そして、近くには、野菜の直売所となっているJAの農産物直売所「ほく彩館」があり、スーパーで見かけることの少ないキクイモやルッコラがお手頃価格で手に入ります。午後には売り切れてしまうものも多いので、午前中がおすすめ。

北大阪急行の延伸で、行きやすくなった箕面。
まだまだ開発が進んでいるようなので、今後のまちにも期待です！