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駅近の穴場緑地でタイムスリップ!日本民家集落博物館で日本の古き良きくらしを体験

高層ビルの立ち並ぶ梅田からメトロで15分、緑地公園駅を降りると、そこには広大な服部緑地が広がっています。甲子園球場約33個分にも及ぶ、大阪府下最大級の公園です。
この広大な敷地内に、まるでタイムスリップしたかのような日本の原風景が残る日本民家集落博物館があります。

[目次]

茅葺き屋根の古民家が点在、日本の原風景に心安らぐ

駅からすぐの公園入口から少し歩くと、日本民家集落博物館のさりげない門にたどり着きます。実はこの門も国登録有形文化財の「河内布施の長屋門」なんです。
敷地内へ足を踏み入れると、緑地の雰囲気とはまた違う、落ち着いた空間が広がり、心が和みます。ここは、建物の中に民家が展示されているのではなく、使われていた当時の雰囲気を大切にした野外博物館。起伏のある通路や竹林を目にしていると、まるで小さな村に迷い込んだような感覚になりますよ。

日本民家集落博物館 館内

文化財ぞろい!地域の気候に合わせたつくりを肌で感じて

ここに集められている古民家は、ほとんどが国登録文化財や府指定有形文化財など、貴重なものばかりです。文化財レベルの民家を間近で見て、中には実際に上がって見られるものもあります。
世界遺産にも登録されている岐阜県飛騨白川の「合掌造り集落」にある民家も移築されており、その屋根の傾斜は圧巻です。これは、風や雪の重さから守るための構造となっています。

日本民家集落博物館 国指定重要有形民俗文化財 飛騨白川の合掌造り民家

また、宮崎県日向椎葉の民家は、急な山の斜面をうまく利用し、部屋が一列に並んだ間取りや斜面側には窓がないなど、随所に生活の工夫が見られます。
地域によって異なる気候や生活スタイルに合わせた家の構造には、先人たちの生活の知恵と工夫が詰まっています。

日本民家集落博物館 国指定重要文化財 日向椎葉の民家
日本民家集落博物館 国指定重要文化財 日向椎葉の民家

昔ながらの道具や文化を垣間見る

家の中には、当時の生活で使われていた鋤や鍬などの農具、かまどやストーブなどの生活品が展示されていて、人々の暮らしをよりリアルに感じられます。
「これは、何に使っていたんだろう?」と想像力を働かせながら見てみるのも楽しい!

日本民家集落博物館 暮らしの道具
日本民家集落博物館 暮らしの道具

体験もできる!日本の伝統文化に触れる

日本民家集落博物館では、定期的にさまざまな催しが行われています。
毎週火曜日は着付け体験、土曜日はこま遊び、また通常は開放されていない白川の民家の2階は第1・3日曜日に公開されるなど、訪れる日によって違ったお楽しみがあります。
気になるものがあれば、ぜひイベントに合わせて訪れてみてください。

さらに、一部の民家は部屋を借りることもできます。
お茶会や展示会、撮影会など、いつもと違った雰囲気で楽しめそうですね。
最新の技術やバーチャルではないけれど、デジタルとは違った発見と感動がきっとあります。美しい映えスポットをみつけて、写真を撮るのも楽しいです♪

日本民家集落博物館 堺の風車
日本民家集落博物館 大阪府指定有形文化財 小豆島の農村歌舞伎舞台)
日本民家集落博物館 大阪府指定有形文化財 奄美大島の高倉

服部緑地には、日本民家集落博物館以外にも、植物園、夏季限定のプール、バーベキュー広場、円形花壇に乗馬クラブと、さまざまな楽しみがあります。この秋には温浴施設もオープンするようなので、
ぜひ、あわせて楽しんでみてください。

服部緑地
服部緑地

●服部緑地 日本民家集落博物館

豊中市服部緑地1番2号
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料:大人800円、高校生300円、小・中学生200円
http://www.occh.or.jp/minka/

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