水都くらわんか花火大会を見よう！楽しもう！協力しよう！大阪の枚方・高槻エリアを彩るビッグイベント！

淀川の夜空を彩る花火たち。
といっても、淀川花火大会の話じゃないよ。

場所は淀川を京都方面へさかのぼった、枚方・高槻エリア。
「百年続く花火大会」を理念とする、地域一体型の「水都くらわんか花火大会」が９月に開催されるんや！

というわけで、今回は水都くらわんか花火大会の理念や、開催にいたるまでの物語、会場でのイベントや有料観覧席の案内、募金やボランティアのお願いなどをまとめました。

■打ち上げられる花火の数は、枚方と高槻で生まれた子どもの数！

2022年にスタートした水都くらわんか花火大会。
第１回大会では4,955発の花火が夜空に輝きました。

さてさて、ちょっと注目してほしいのが、この4,955という数字。
「えらい中途半端な数やなー」
「数え間違えたん？」
など、いろんな「？」が頭をよぎるよね（笑）
実はこの数字…
枚方市と高槻市で生まれた子どもの数！
なのです！

というわけで、2023年の第２回大会では、2022年度の枚方市の出生数2,408人と、高槻市の出生数2,296人を足した、4,704発が打ち上げられる予定となっています！

なぜ、このような数字にしたのか。実施団体の一般社団法人水都くらわんか花火大会 代表理事の井關 拓史さんに聞きました。

「元々は3,000とか5,000といった数字を考えていたのですが、何となく花火大会の規模で決めた数字だというのが頭にあって、それは違うなと。やはり意味のある数字にしたい思いました。
そこで、いろいろ調べている中で、出生数を見つけました。
出生数は自分の街の社会課題を数字として伝えるベストの方法だと思っています。今の日本は少子高齢化という困難な問題を抱えています。おそらく解決できるのは数十年に一度現れるであろうスーパースター。いつの日か、その人が気づき、取り組んでくれるように、私たちは花火の数で伝えていきたいと考えています。」

もし打ち上げ数が年々減っていけば、それだけ子どもの数も減っているということ。
せっかくこんなステキな花火大会が誕生したんやから、ぜひずっと続いてほしい！と願わずにはいられない💦

「それから、花火大会で街を活性化させたい思いもあります。『この花火はあなたが生まれたから打ち上げられたんやで』とご家族で喜んでほしい。そうして枚方や高槻に愛着を持つ人が多くなると街が賑やかになる。すると街に暮らす人が増え、出生数も増えて花火大会も大きくなる、という好循環が生まれます」

なるほど。「百年続く花火大会」にふさわしい考え方やね！

■失われた花火大会を復活させた物語

日本が誇る夏の風物詩・花火大会。
その美しさは世界中の人を魅了しているけど、花火は綺麗というだけのものではないんよ。
江戸時代に始まった隅田川花火大会は、飢饉と疫病で亡くなった人に祈りを捧げる鎮魂のものだし、家内安全や健康を祈願するための、神仏への供え物をルーツとする奉納花火もある。
それぞれ開催にいたる物語があるんや。

では、水都くらわんか花火大会は？というと、やはりちゃんとストーリーがある。

元々、枚方市には2003年まで「くらわんか花火大会」という、当時の大阪府下では２番目の規模を誇る花火大会が開催されていた。でも、社会情勢の影響などを受けて中止に。地元の人たちが毎年楽しみにしていたイベントが失われてしまったんや💦

「花火大会がなくなって10年経っても、地元の人たちはかつての花火大会の話題で盛り上がっていました。それくらい街にとって重要なイベントだったのだと感じました」と井關さんは当時を振り返ります。

枚方にもう一度花火大会を。
その思いで井關さん立ち上がりました。
「周囲の人は『そんなん無理や』と言うんですけど、僕にしてみれば何が無理なのかが分からなかった。僕は花火大会の復活のためにエネルギーをぶつけたかったし、街の人たちも無理とは言いつつも花火大会がめっちゃ好き。それならば、やってみようと」。

そして、2014年に一般社団法人Light up OSAKAを発足させると、翌年には75発の花火を打ち上げました。それは枚方の夜空に咲いた、12年ぶりの花火でした。

その後、250発、1,000発、1,200発と打ち上げ数を増やすとともに、会場ではフリーマーケットや地域のPRブースといった企画も実施。協力してくれる仲間とともに、花火大会開催のノウハウを習得していきました。
2020年からの２年間は新型コロナウイルスのために中止しましたが、その空白の時間を本格的な花火大会を開催する準備期間にしようと、一般社団法人水都くらわんか花火大会を設立。１年半の準備を経て開催した2022年の第１回大会には、25万人もの来場者が訪れました。

水都くらわんか花火大会は、失われた花火大会を復活させた物語。
そしてそれは、かつての花火大会の名称にも使われていた「くらわんか（＝食べないのか？を意味する方言）」と水の都・大阪の別称「水都」を組み合わせた、新しい花火大会を誕生させた物語でもあります。

花火が打ち上げられていく中、井關さんは仲間と抱き合ったんやって！
それは2014年に「花火大会をやるぞ」と宣言した夢が実現した瞬間やったんやね！

■会場へのアクセスとイベント情報

ここからは花火大会の情報を紹介するね。
まず、水都くらわんか花火大会には、２つの会場があるよ。
枚方会場：淀川河川公園枚方地区
高槻会場：淀川河川公園大塚地区

枚方会場へのアクセスは、京阪「枚方市駅」から徒歩約10分。
高槻会場は京阪バスの「大塚」か、高槻市営バス「北大塚」が最寄りバス停だよ！
※会場へは枚方公園駅が最寄りですが、混雑緩和と安全な大会運営のために「枚方市駅」を利用してください！

会場ではこども縁日やキッチンカー、音楽ステージなど、大人も子どもも楽しめるイベントがいっぱい。

数十台ものキッチンカーが集まるから、花火が打ちあがるまでの時間にいろいろと食べれそう！音楽ステージもあるし、楽しみは花火だけじゃない。お祭りやね！
もちろん会場には仮設トイレも設営されているよ！

■真上に上がるゼロ距離花火を楽しみたいなら、有料観覧席がおすすめ

枚方会場では有料席も用意されていているよ。

有料席のポイントはなんと言っても、打ち上げ場所から近いこと。頭上に降り注ぐような大迫力の花火を楽しめる！

エリア内に専用のフード、ドリンク販売ブース、仮設トイレが確保されている点も大きいね。

またシート席ならではのポイントとしては、寝転がって見れること！
ほぼ真上に打ちあがる花火をゆったりと楽しもう。

購入はこちらから！

有料観覧席は数に限りがあり、席数がなくなり次第、申込受付が終了されちゃうよ。
昨年は７月半ばで完売したみたいだから、お求めはお早めに！

そうそう、水都くらわんか花火大会ででは、最大８号の花火が打ち上げられる。
この８号というのは23.5cmの花火玉で、打ちあがるとなんと直径250ｍもの花火になるんやって！
そんなどデカい花火が真上に上がる景色。ぜひ見てみたくない？？

■百年続く花火大会にするために。募金・協賛で大会を支えよう！

水都くらわんか花火大会は、「岸和田のだんじり」や「徳島の阿波踊り」のように、その街に根差した歴史や伝統、文化にしたいと願い、開催されています。
とはいえ、運営は井關をはじめとする民間の人たち。継続には多くの人の協力が必要です。

2023年度の運営資金は約9,500万円。
これを有料観覧席の売り上げや企業からの協賛金、そしてみんなの募金でまかなっています。

そこで！
この素晴らしい花火大会を、みんなの力を合わせて続けていこうよ！

協賛は一口5,000円から。
２口以上だとさまざまな特典も。
申し込みはインタネットからできるよ！

花火大会の会場でも募金箱が設置されているから、よろしくお願いします。

■大会の概要と注意事項。ボランティアも募集しています！

淀川に輝く花火たち。待ち遠しいね！
と、その前に大会の概要と注意事項もお伝えしておくね。

開催の有無について

雨天決行、荒天中止。
また、当日、会場が晴天であっても淀川や流入河川の増水が見込まれる場合には、中止の判断基準となります。

公式HPでご確認ください。
https://suito-kurawanka.jp/

ボランティアの募集について

水都くらわんか花火大会では、大会の趣旨にご賛同いただき、ボランティア活動にご協力くださる人を随時募集しています。
詳しくはこちらをご参照ください。
https://suito-kurawanka.jp/volunteer/

安全な大会運営のためのお願い

• 観覧によって出たごみは、ゴミステーションにて廃棄し、会場の外に持ち出さないようにしてください。
• 花火を観覧するための違法駐車などはお止めください。
• 京阪電車で会場へアクセスする場合は、「枚方市駅」をご利用ください。

さあ、今年はどんな花火が打ち上げられるのかな？
枚方・高槻の夜空を彩る水都くらわんか花火大会を、みんなで楽しもう！