
Osaka Bob FAMILY
【EXPO2025大阪・関西万博】最終日の感動レポート
イタリア館、フラッグパレード、そしてミャクミャク
まいど、OsakaBobです。
10月13日(祝・月)、大阪・関西万博がついにフィナーレ!
正直、来てほしくなかった最終日。ボクは現地で、万博とミャクミャクの虜になって、会場を駆け回ったよ。
笑って、泣いて、叫んで―― この日を全力で楽しんだレポート、いくで!
[目次]
イタリア館クロージングセレモニー『ワールド・イタリア・スポーツデー』
まず向かったのは、大阪・関西万博を大いに盛り上げたイタリア館パビリオンのクロージングセレモニー『ワールド・イタリア・スポーツデー』。
朝から熱気ムンムン!イタリア館の周りは人、人、人。大屋根リングの上までぎっしり。噂では、始発で駆けつけた人もいたとか!

みんなの表情からワクワクが伝わってくる。そうだよね――この6カ月間、イタリア館の取り組みは本当に素晴らしかったし、今回のセレモニーへの期待も高まるばかり。
そして、目の前に現れたのは…なんと特設スケートリンク!「え、ほんまにできてる!?」思わず声が出る完成度。これをたった数時間で作るなんて、イタリア館、やっぱりすごいやん!
豪華アスリートの競演と聖火トーチセレモニー
イタリア陸軍の音楽隊が奏でる力強い演奏で式典スタート!
続いて、来年2026年2月に開催されるミラノ・コルティナ冬季オリンピック・パラリンピックの映像が流れ、会場の熱気は一気に高まった。

そして、スター登場!ソチ五輪銅メダリストでフィギュアスケート界のカロリーナ・コストナーさんと、パリ・パラリンピック陸上代表のマルティーナ・カイロニさん。館内に展示されていた聖火トーチをケースに収納するセレモニーが行われた。

さらに、日本からもコストナーさんと同じくオリンピックで活躍したプロスケーターの宮原知子さんまで!ワールドクラスのアスリートが集まるなんて、華やかで豪華で……胸が高鳴るシーンだった。

イタリア館の展示に聖火トーチがあったのは、万博の地から次の世界的な祭典・冬季オリンピックへ渡す、未来のバトンだったんだね。
さすがイタリア!まさにテーマ「アートは人生を再生する」に沿って、最後の最後まで希望を届けてくれたイタリア館。万博の最終日が、これから母国で始まるオリンピックへの素敵なプロローグとして未来への期待を込めたイベント――この演出、カッコいい!
フィナーレを彩ったスケートパフォーマンス
ラストを飾ったのは、関西大学アイススケート部の3人によるパフォーマンス。イタリアの作曲家プッチーニの名曲『トゥーランドット』の生演奏に合わせて、煌びやかな衣装をまとい、華麗に舞う演技に、会場は拍手喝采!
イタリア館が万博でボクたちにくれた、素敵なサプライズの連続に改めて感動したよ!

イタリア館が魅せた6カ月間の軌跡
イタリア館への入場には、最高7時間もの大行列ができることも。長時間並んでも見たい、体感したかった「本物の美術品」たち。詳しくは以前の記事で紹介しているので、ぜひそちらもチェックしてや。

この6か月間、イタリア館は州ごとのイベントを開催し、展示品の入れ替えを重ねながら、訪れるたびに新しい発見を届けてくれた。なにより入場してしまえば、美術館よりもゆっくり作品を楽しめる空間と時間が広がり、スマホには宝物となる写真が保存され、同時に心にも刻まれることに大満足やったなあ。世界の至宝を手にした感覚になるんだもの。だからこそ、ボクたちはますますイタリアに夢中になっていったよ!
見逃した方へ朗報!大阪市立美術館で展示決定
万博で見ることが出来なかった皆さんに朗報!
展示品の中でも存在感が抜群だった『ファルネーゼのアトラス』はじめ、レオナルド・ダ・ヴィンチの『アトランティコ手稿』、ペルジーノの『正義の旗』は今後、大阪市立美術館で展示されます!しかも、『アトランティコ手稿』は万博で展示したものとは別で、日本初公開!“水の都”大阪にふさわしく、水車やポンプなど水に関わる作品らしい。楽しみだ!見逃した皆さんは、今度こそ世界の至宝をじっくり味わってほしいね!

《ファルネーゼのアトラス》紀元2世紀 大理石 高さ193cm、直径102cm ナポリ国立考古学博物館
日伊国交160周年記念 大阪・関西万博開催記念
特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」
会場:大阪市立美術館(大阪市天王寺区茶臼山町1-82、天王寺公園内)
会期:2025年10月25日(土)~2026年1月12日(月・祝)
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし祝日の場合は開館し、翌平日休館)、12月29日~1月2日
観覧料:一般1,800円、高大生1,500円、小中生500円
展覧会公式サイト:https://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/expo
イタリアは展示発表会見でもクロージングセレモニーでも、日本人が同館へ何度も足を運び何時間でも待つ熱意に驚き、それができる日本人へ深い感謝を示していた。大阪市立美術館の展示は、まるでイタリアからの日本・大阪に対するお礼の贈り物のように感じてしまったよ。
この6カ月間で伝わったイタリアの本気度――ますますイタリアが好きになったよ。Grazie mille, Italia!

左:閉幕9日前に展示された聖フランチェスコ像
右:キリストの復活 – ミケランジェロ(1514~1516作)サン・ヴィンチェンツォ・マルティーレ教会
フラッグパレードと万博のフィナーレ
最終日は会場内で、さまざまなイベントが開催された。
ボクは夕方から、参加国の国旗を持った人たちが会場内を練り歩く、フラッグパレードを見ようと東ゲートで待ちかまえたよ。
すごい数の見物客が手を振り、写真を撮って歓声をあげる中、大きく旗が振られ、白いシャボン玉が舞う中で、ミャクミャクがクルリと回りながらゴールテープを切っている姿に、叫びながら涙する人も。

そこから大阪府の吉村知事、大阪市横山市長、そして万博を盛り上げたテーマ事業(シグネチャーパビリオン)プロデューサーたちが集まって「184日間ありがとう」と伝えると、会場は大きな拍手と歓声が響き渡った。まさに万博のフィナーレにふさわしく、やり遂げた満足感が伝わってきたよ。

@2010熊本県くまモン
@2025 SANRIO.,LTD.著作:(株)サンリオ
さらに、花火、ドローンショーで夜空が彩られ、各国の閉会イベントも続き、大いに盛り上がったのはたくさんのメディアで取り上げられた通り。
万博がくれたもの、記憶に残る“熱い大阪”

夕日が沈むころ、ボクは名残惜しさを胸に、大屋根リングを散歩しながら各パビリオンや人々をウォッチング。最終日のリング上も、そこから見える会場も、どこを見ても人、人、人。
行きかう人ほとんどが赤、青のミャクミャクカラーを身に着けていた。ミャクミャクがどこでもいるんだ。ミャクミャクが分裂したキャラクターを “こみゃく”と呼ぶらしいけれど、それが会場内を飛び回っているように感じたよ。

今回の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。
万博があったからこそ、いろんな考えや思いが生まれた。訪れた人はもちろん、訪れなかった人もテレビやネット、SNSで万博を目にしただろうし、ミャクミャクを見て、何かを感じたはずや。
万博の開催期間である184日間のどこかで、誰もが記憶に残る“大阪の夏”を感じたに違いない。
ボクは大阪・関西万博がとても楽しかった。
どのパビリオンも音、光、香りと五感を刺激する仕組みを考え、圧倒的な映像は心を揺さぶった。未来の自分に会うこともでき、未来社会にあるかもしれないリアルな展示に、驚きと感動があった。そして、万博ではじめて知った国と日本の交流、はじめて味わう食事やデザート、その国に行かなければ触ることのない砂など、好奇心を止められないほど新鮮で驚きの連続だった。
ミャクミャクのメッセージ「あなたの未来。」、ありがとう!
万博が終わって14日。ミャクミャクから届いたメッセージに、また心が動いた。
「朝がきました。
いつもと同じようで、どこか新しい朝。
だからこそ、こんな言葉を贈りたいのです。
おはよう、あなたの未来。」

いつものようにボクにも朝がきた。ミャクミャクの言う通り、万博が終わって、たしかにボクの中に新しい気持ちが生まれた。
大阪・関西万博、ほんまに最高やった。
大阪をもっともっと好きになった。
ありがとうございました!おおきに!!

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