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水都大阪の新名所・中之島美術館、建築・デザインから探る魅力

大阪も桜が咲き始めて、少しずつ春の気配がしてきましたね。おでかけにもピッタリな時期。今回はオープンしたばかりの中之島美術館周辺を散策しました。

美術館の常識を覆す、ブラックキューブ
中之島に上陸しようと堂島川にかかる橋を渡ると見えてくるのが中之島美術館。公開当初から話題となっていた黒い箱のようなデザインは、実際に見ると圧倒されます。設計をした遠藤克彦氏によると、都市の中で埋もれないようにとの意図で外壁に黒を選んだそうです。

中之島美術館外観

そして気になったのが外壁のマテリアル。近くで見るとわかりますが塗装ではなくアスファルトのような凹凸のある素材(プレキャストコンクリートパネルというらしい)で、光沢もほとんどありません。もし、これが光を反射するギラギラした素材だったら、評価が全く変わっていたかもしれませんね。

プレキャストコンクリートパネルが使われた中之島美術館の外壁

黒を黒に見せる、なおかつ長期間維持するには塗装では難しいそうで、いかにして「黒さを極めた」か、中之島美術館の公式サイトで語られています。
https://nakka-art.jp/nakka-news/06/

そしてエントランスで出迎えてくれるのはヤノベケンジさんの「SHIP’S CAT」です。大航海時代に船に乗って世界中を旅した猫がモチーフの同氏の代表作。美術館の守り神としてすでに人気者ですよね。4階の展示エリアには「ジャイアント・トらやん」もいます。

ヤノベケンジさんの「SHIP’S CAT」

広々とした空間に光が降り注ぐパッサージュ
建物は5階建てで、SHIP’S CATの背後に見えるガラス張りの部分が2階にあたります。中に入ると壁一面プラチナシルバ―の無機質な空間に、吹き抜けから降り注ぐ柔らかな光。同館の大きなコンセプトに「パッサージュ(遊歩空間)」がありますが、フロアを1つ1つ区切らずに来館者が自由に行き来できる連続した空間が上まで続いています。なので、館内を撮影するとエレベーターや天井が交差する複雑な写真が撮れるんです。個人的にはジャンクション萌えに通じるものを感じます。

パッサージュがコンセプトの中之島美術館内観

さらに注目してほしいのが美術館のために作られたオリジナルのベンチ。中之島の「N」をモチーフにしているそうです。まだ新しいので座るとほのかに木の香りがしますよ!

藤森泰司氏デザインのベンチ

デンマークのインテリアブランドHAY国内2号店
私が訪れた日は特に展覧会の無い日でしたが、館内の一角がなんだか賑やか。実は、デンマーク発のインテリアプロダクトブランド「ヘイ オオサカ(HAY OSAKA)」が館内にあるんです。シンプルで機能的、そして楽しくておしゃれな北欧らしいデザインが素敵ですよね。価格もお手頃で、若い人にはロゴがプリントされたトートバッグが人気とか。遊び心満載の店内のデザインも必見です。

HAY OSAKAの遊び心満載の店内
デンマークのインテリアブランドHAYのプロダクトが並ぶ

中之島美術館の魅力、伝わりましたでしょうか?今回は展示スペースを見ることはできませんでしたが、4月9日からはモディリアーニ展が、7月には太陽の塔で知られる芸術家・岡本太郎の大回顧展が開催されます。周辺にもレトロ建築や国立国際美術館など魅力的なスポットがたくさんあるので、ぜひでかけてみてください!

国立国際美術館、中之島美術館を背景に咲く枝垂れ桜

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