Supporter

M3

2024年3月、大阪メトロ御堂筋線直結の北大阪急行が箕面までつながる!大阪万博で開業以来の延伸開業

■24年3月に箕面市域まで

大阪メトロ御堂筋線が乗り入れている北大阪急行電鉄南北線(江坂~千里中央)が、2024年3月23日、箕面萱野(かやの)駅まで北へ2.5㌔延伸する。
新設駅は、途中の箕面船場阪大前と終点の箕面萱野の2つ。線路の工事は完成し、駅舎の整備が進んでいる。

外観が完成した箕面萱野駅の高架ホーム。国道171号を越えて右へ高架が続く
工事中の箕面萱野駅ホーム

北大阪急行は現在5.9㌔しかないが、自前の電車車両を持っており、箕面市の公式ゆるキャラ「滝ノ道ゆずる」の絵柄をデザインした車両や、箕面の滝の紅葉をイメージした車両が、延伸PRで御堂筋線にも乗り入れて走っている。

滝ノ道ゆずるをデザインした北大阪急行のラッピング車両のフロント部分
滝ノ道ゆずるをデザインした北大阪急行のラッピング車両

■みのおキューズモールと直結!年間4万人の利用を見込む

「みのおキューズモール」(左)2階と直結した高架の箕面萱野駅

延伸は箕面市が長年構想していたが、着工は2017年。
豊中市の千里中央駅から、阪大外国語学部の最寄り駅となる箕面船場阪大前駅までは地下トンネル区間で、同駅を出ると間もなく地上へ出て高架を進み、国道171号の上をそのまま高架で越えて終点の箕面萱野駅に着く。
改札を出ると、ショッピングモール「みのおキューズモール」に直結する。延伸区間で年間約4万人の利用を見込んでいる。

「みのおキューズモール」にある延伸カウントダウン看板(10月21日撮影)

北大阪急行は、大阪万博のレガシーでもある。
1970年春の万博開幕に合わせて万博中央口駅までが開通し、会場アクセス交通となった。
9月の閉幕で、千里中央の手前から万博中央口駅までの「会場線」3.6㌔が撤去され、千里中央駅が新たな終点として開業する。
「会場線」の線路の跡地は、高速道路「中国自動車道」の上り線の拡幅車線になった。半世紀の時を経て、2025年「大阪・関西万博」の前年に延伸が実現するのも、万博との縁を感じる。

▼この記事を読んだ人におすすめの記事
新ターミナルの箕面萱野駅は見晴らしの良い高架駅

Supporter

M3

掲載内容は配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

マップ上の表記はMap Tilerの仕様に準拠します。実際の地名とマップ上の表記が違う場合があります。