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夏越の祓―茅の輪くぐりで2021年前半をリセット―
観測史上最も早い梅雨入りから早1か月。6月に入って気づきました、今年ももう半分が過ぎたのかと。
この時期、各地の神社では「夏越の祓(なごしのはらい)」という神事が行われているのをご存じですか?6月の末日に茅(ちがや)で編まれた大きな輪をくぐり、半年分の厄災を払い清める儀式で、6月に入るとあちこちで茅の輪(ちのわ)が見られます。
この神事の由来となったのが日本神話。ある神が旅の途中でもてなしを受けたお礼に茅の輪を授け「腰に身につけると疫病を免れる」と伝えたところ、その通りにした貧しい男が難を逃れたという伝説がもとになったそうです。奈良時代から行われていたということで、長い歴史を感じますね。
この茅の輪、くぐり方にもお作法があるんです。神社によって異なるそうですが、私がいつもお参りするところでは「水無月の夏越の祓する人は、千歳(ちとせ)の命延(の)ぶというなり」と黙唱しながら、八の字を描くようにしてくぐり抜けます。
「黙唱」で良いんです!初めて茅の輪くぐりをしたときは、それを読み落として声に出して唱えながら一人でぐるぐる回っていました。恥ずかしかった…。
京都では(今年の写真ではありませんが)老舗料亭の和久傳でも見られました!
この半年、思い通りに過ごせた人も、思うようにいかなかった人も、茅の輪をくぐって2021年の後半戦に向けて心機一転してみませんか?
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