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メタバース(仮想空間)も楽しいけど…。リアルな体験型施設・大阪くらしの今昔館をおススメしたい5つの理由!

まいど!Osakaボブです。
近頃はアバター同士で世界中の人とつながるメタバースが人気やね。
この前、ボクもバーチャル大阪を体験してみたんやけど、ホントによくできてるの一言。技術の進歩がすごすぎる!
とはいえ、バーチャル体験したらリアルも!って思うのは人の性?

というわけで、2022年10月に天井改修工事を終え、全面開館した「大阪くらしの今昔館」に遊びに行ってきました!
今日はその魅力を紹介したいと思います。

[目次]

[理由その1]江戸時代へのタイムトリップ体験

大阪くらしの今昔館とは、「住まい」と「暮らし」をテーマとした日本初の専門博物館。
博物館って“見る”イメージが強いかもしれないけど、ここが目指しているのは「体感できる展示の実現」。学問的な裏付けをもった監修の元、なんと江戸時代の町を復元したんよ!
じゃあ、前置きはここまでにして、さっそく中に入ってみよう。

大坂町三丁目へ。大坂のにぎわいを肌で感じる

10階の展望フロアを通って9階に降りると、目の前には江戸時代の風景。
1830年代(天保年間)の大坂の街並みを実物大で再現した「大坂町三丁目」という架空の町なんやって!

大阪くらしの今昔館の街並みを実物大で再現した「大坂町三丁目」

さっそく木戸門をくぐって中に入ってみよう。
まず目に入ってきたのは人形屋さん。
凧(たこ)や張子人形(はりこにんぎょう)などがずらりと並んでいるよ。

大阪くらしの今昔館の「大坂町三丁目」フロアの人形屋
大阪くらしの今昔館の「大坂町三丁目」フロアの人形屋

店先には、でんでん太鼓や独楽(こま)などの玩具が置いてあって、実際に遊べる。
ボクは独楽回しにチャレンジしてみたけど……。なかなか難しいね(笑)

通り沿いには新刊本や古本、芝居の役者絵などを扱う本屋さんや、江戸時代の最新アイテム・エレキテルや渡来品が揃う唐物屋さんなどもある。

大阪くらしの今昔館の「大坂町三丁目」フロアの本屋
大阪くらしの今昔館の「大坂町三丁目」フロアの本屋
大阪くらしの今昔館の「大坂町三丁目」フロアの本屋

大阪は商売の町って聞いたことあるけど、江戸時代からこんな風にいろんなお店が軒を連ねていたんやろうね。ホント江戸時代にやってきたみたい。

ほんまもんの展示で、江戸時代の暮らしぶりを知る

大坂町三丁目では、江戸時代の暮らしぶりもよく分かるんよ。
例えばこちらは薬屋さんの土間。

大阪くらしの今昔館の「大坂町三丁目」フロアの薬屋の土間

土間とは床板を張っていない空間で、台所や作業場として使われていたんやって。

大阪くらしの今昔館の「大坂町三丁目」フロアの薬屋の台所

薬屋さんの土間はすごく立派で、煮炊きをする「へっつい」という道具や、洗い物などに使う水をためる「走り」などが、一列に配置されている。今でいうシステムキッチンみたいな感じかな?
展示している生活道具や調度品はすべて実物の資料を使っているから臨場感たっぷりやね。

一日の移り変わりを体験

ここまでの紹介で「何だか暗い写真があるなー」って思ってた人いる?
実は大坂町三丁目では、雨音が聞こえてきたり、日が暮れて夜になったりと、時間の変化が演出されているんよ。

大阪くらしの今昔館の「大坂町三丁目」フロアの夜の様子

火の見櫓(ひのみやぐら)の向こう側にはお月さまも!
夜になると風情が変わるね。
こういう細かい演出が、タイムトリップをさらにリアルなものにしてくれるんよねー。

[理由その2]非日常的な写真が撮れる。常設展「大坂町三丁目」のおすすめ!

こだわり抜いて復元した約200年前の世界。まさに「ほんまもん」やね!
こんな場所に立てるだけでも貴重な体験やのに、大坂町三丁目はなんと撮影自由なんです。

というわけで撮ってみた!おすすめの撮影スポット

・商家が建ち並ぶ町通り

商家が建ち並ぶ町通りは、江戸時代の華やいだ大坂の雰囲気たっぷりな場所。
普通に正面から撮影しても絵になるけど、ちょっとアングルを変えるだけで違った趣に。

大阪くらしの今昔館の「大坂町三丁目」フロアの商家が建ち並ぶ町通り

・商家から通りを見てみると

次は唐物屋の中からの撮影。
向かいのお店や通りを眺める雰囲気がいいでしょ?

大阪くらしの今昔館の「大坂町三丁目」フロアの商家からの様子

まるでお客さんを待つ奉公人になったかのような気分(笑)

・怪談に出てきそう?夜の町並み

続いては夜の風景から。
路地の先にある「安住大明神」と書かれた祠(ほこら)は、夜になるとこんな雰囲気に。

大阪くらしの今昔館の「大坂町三丁目」フロアの安住大明神

怪談話に出てきそうじゃない?
明るい様子だけじゃなく、夜を演出してくれる大阪くらしの今昔館ならではの風景やね。

・人々とともに暮らす動物たち

祠の前には二匹の可愛いワンちゃんを発見。
大阪くらしの今昔館の「大坂町三丁目」フロアの犬のオブジェ

実は大坂町三丁目には、犬のほかにも猫やすずめ、ニワトリなんかもいるんやって!
見つけやすい動物から、なかなか見つからないのもいるから、探してぜひ撮影しよう。
そうそう、この犬にはちゃんと名前がつけられています。

大阪くらしの今昔館の「大坂町三丁目」フロアの犬のオブジェ

・庶民の暮らしぶりを感じる路地裏

江戸時代の大坂は武士が少なく、町人の町と言われていた。
そんな庶民の暮らしぶりを感じるスポットが路地裏。

大阪くらしの今昔館の「大坂町三丁目」フロアの路地裏

商家となっている表長屋に対し、路地に沿って設けられているのは生活感たっぷりな裏長屋。
表通りとはガラッと雰囲気が違うよね。
「かしや」って貼りだしてあるね。ボクも住んでみたい!

[理由その3]ノスタルジックな明治・大正・昭和がエモい

江戸時代へのタイムトリップを楽しんだら、8階の第二展示室「近代の大阪」フロアへ。
ここには明治から大正・昭和の大阪の町並みや暮らし、歴史を知る、さまざまな展示があるんや。

精巧なジオラマで近代の大阪を再現

まず見てほしいのがこちらのジオラマ。

大阪くらしの今昔館のジオラマ

1884年(明治17年)川口居留地という西洋館が建ち並ぶエリアを再現してるんや。
9階の大坂町三丁目で体感してきた江戸時代とは、全然街並みが違うね。
時代が進んだって感じ?

大阪くらしの今昔館の通天閣とルナパークのジオラマ

こちらは通天閣とルナパーク。
1912年(明治45年)に開業した「新世界」で、初代通天閣とその周辺にある遊園地ルナパークを再現している。通天閣が今のと違うぞ!

大阪くらしの今昔館の空堀商店街のジオラマ

1938年(昭和13年)の空堀商店街。
ジオラマを真横から見ると、当時の街に降り立ったかのような景色やね。

この他に戦後の住宅難に対応するために1946年(昭和21年)に仮設的に設置された「城北バス住宅」や、高度経済成長期に建設された「古市中団地」の開発中の景色、1927年(昭和2年)当時の「心斎橋筋商店街」などのジオラマも。
この時代に生きていたわけじゃないのに、どこか懐かしい、ノスタルジックな風景を感じることができるんや。

大阪の上に立つ!大正時代のパノラマ地図

かつての大阪を再現したジオラマ展示の真ん中には、1924年(大正13年)当時の大阪市の巨大なパノラマ地図が床いっぱいに広がっている。
もちろん地図の上に立ってもOKやで!

大阪くらしの今昔館の大正時代のパノラマ地図
大阪くらしの今昔館の大正時代のパノラマ地図

規則正しく区画された大阪の町並みがよく分かる地図。
よく見ると学校や郵便局、寺社のほか、当時は知っていた市電の停留所なんかも書き込まれてる。心斎橋や天王寺など各エリアを見つけて、現在と比較してみるのも楽しいかも。

大阪くらしの今昔館の大正時代のパノラマ地図

「近代の大阪」フロアには、暮らしの道具も展示されていて、昔のテレビや冷蔵庫、扇風機なども見ることができるよ。

大阪くらしの今昔館の「近代の大阪」フロアの昔の家電

木製の外観に、画面の右横にはつまみ式のチャンネルがついたテレビ。
今の薄型テレビしか知らない世代には、ちょっとびっくりな家電や!

[理由その4]雨の日デートにもぴったりな屋内の体験型施設

ここまで紹介して、ボクが大阪くらしの今昔館をおすすめする理由がかなり分かってもらえたはず。
でもまだあります。大阪大好きなボクが、こんなにも推し活する理由があるんです。
それは、ここは屋内施設だということ!

雨の日のお出かけって困るよね。
ましてせっかくの旅行だったら、どこに行くか途方に暮れるよね。

でも、大阪くらしの今昔館は大丈夫!
もちろん「おすすめする理由その1」で紹介した大坂町三丁目も屋内。
入場ゲートを抜けた展望フロアから見るとよく分かるかな。

大阪くらしの今昔館の展望フロア
大阪くらしの今昔館の展望フロアから眺めた大坂町三丁目フロア

ね?ホントに屋内施設でしょ!

大阪くらしの今昔館があるのは、Osaka Metro「天神橋筋六丁目駅」の真上に立つ、大阪市立住まい情報センター内。
Osaka Metro「天神橋筋六丁目駅」は、谷町線と堺筋線が交差する駅だから、梅田や天王寺かもアクセスしやすいね!

天神橋筋六丁目駅の3番出口が最寄りの出口で、案内板に従って進んでいくとエレベーターに到着する。8階へ行くと大阪くらしの今昔館だよ。

天神橋筋六丁目駅の3番出口からの大阪くらしの今昔館の入口

ね?傘いらずでしょ!
というか、真夏や真冬にもおススメやー!

そうそう、JR環状線の「天満駅」からだと徒歩約9分くらいかかるけど、こちらもアーケードのある天神橋筋商店街の中を歩いてこれるから、やっぱり傘いらずで来れちゃうよ!

[理由その5]天神橋筋商店街に面した立地で、大阪観光にもってこい

そして最後のおすすめ理由は、天神橋筋商店街の存在!
知っている人も多いと思うけど、天神橋筋商店街は全長約2.6キロもある、日本一長い商店街と言われているんや。
商店街には食堂や書店、総菜や、喫茶店・カフェなどなど約800もの店舗が連なっていて、今回の大阪くらしの今昔館のほかにも大阪天満宮や天満天神繁昌亭、キッズプラザ大阪などのスポットも点在している。

天神橋筋商店街
天神橋筋商店街の天満天神MAIDO屋

楽しいお店がいっぱいで、たこ焼きやお好み焼きなどの大阪グルメが楽しめる店舗や、刃物や天満切子などの工芸品を販売しているお店も。

天神橋筋商店街の天満天神MAIDO屋の天満切子

大阪くらしの今昔館は、天神橋筋商店街の北端にあるから、ここで楽しんだ後に商店街へ繰り出すのがおススメやで!

どうやったかな?
江戸時代の町並みをリアルに体験できて、アクセスも抜群。
そうそう、入口近くに手荷物を預けられるロッカーもあるから、街並み散策は手ぶらで行けるのも嬉しいね。

大阪くらしの今昔館のロッカー
大阪くらしの今昔館のロッカー

ロッカーは利用開始時に100円必要だけど、取り出すときにお金が戻ってくるよ。

それから英語のパンフレットも発見。英語以外にも、韓国語、中国語(繁体字・簡体字)のパンフレットもあるよ!

大阪くらしの今昔館に置いてあるパンフレット

外国語といえば、日本語・英語・韓国語・繁体字・簡体字で展示を紹介する音声ガイド(要100円)があったり、大坂町三丁目のお風呂屋さんで江戸時代の大坂を上映する「風呂屋シアター」でも5カ国語の字幕で紹介してるから、海外からの旅行者にもおススメな施設だと思うよ!

メタバースもいいけど、リアル体験もやっぱり最高!
大阪で遊ぶならぜひ大阪くらしの今昔館へ!

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